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自己免疫性肝炎
自己免疫性肝炎は、肝臓の肝細胞自身が障害される病気です。通常は自覚症状がなく、健診などで偶然発見されることが多いのですが、急性肝炎様に発症することもあります。
血液検査では、自己抗体(抗核抗体や抗平滑筋抗体)が陽性で免疫グロブリンが高値となります。
男女比は1:6で女性に多く、特に50歳から60歳代の中年女性に多くみられます。何らかの遺伝的素因が関与していると考えられていますが、明確な原因遺伝子は確定していません。
治療には副腎皮質ステロイドが用いられます。ステロイドは中止すると再燃することが多いため少量を継続します。